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ITI Study Club Dental Technician 2025年第1回ミーティング

ITI Study Club Dental Technician 2025年第1回ミーティング

2025年第1回目の講演会では、ITIフェローの田中譲治先生をお迎えして「インプラントの変遷 〜過去・現在・未来〜」をテーマにインプラント治療の歴史と最新技術についてご講演いただきます。フェイススキャンなどの新技術の応用についても触れていただきます。

また、加藤森之先生(ITIメンバー)による「ITI net」の活用法と効果的な学習方法の紹介もあります。

さらに、ストローマン社の最新の口腔内スキャナーなどの製品紹介も行われます。この機会に最新のインプラント技術を学び、スキルを深めるチャンスです。

ハイブリッド形式にて行いますので是非この機会にご参加いただけますようお願いいたします。


日時 :2025.2.27 (木) 18:30~20:30 ※講演会後懇親会を予定しております

形式:ハイブリッド

会場 :ストローマン・ジャパン東京セミナールーム

〒108-0014 東京都港区芝5-36-7 三田ベルジュビル6F

Web:Zoomによるハイブリッド開催 ※Zoomでの参加者の方は講演中は原則顔出しでお願い致します


講師:田中譲治先生

演題:インプラントの変遷 ~過去・現在・未来~

【抄録】

現在、歯科インプラントというとチタン製棒状のルートホーム形状を思い浮かべるかと思われるが、インプラントの歴史を紐解くと様々な材質や形状のものがあった。

古代ローマ紀元1~2世紀においては鉄製のインプラントが、紀元600年頃マヤ文明には下顎切歯に成形された3本の貝殻が発見されており、X線診査から周りに骨形成が認められ世界最古の骨内インプラントとも言われている。近代インプラントとしては1913年にGreenfieldにより白金イリジウム合金製の円柱状のカゴ型歯根部に歯冠部を連結したものが報告されており、歯根部を顎骨内に埋入して骨治癒期間経過後に歯冠部を装着するという現在のインプラント 概念を先取りするものだった。

その後、1968年にはLinkonのチタン製のブレードベントインプラント、1970年代では国内で川原がアルミナ単結晶(人工サファイア)が開発されて広く普及した経緯がある。

一方 1965年にBrånemarkが開発したオッセオインテグレーテッドインプラントの登場によりインプラント治療の予知性が格段に高まり現在に至っている。

また、現在ではほとんど用いられなくなったが、インプラントの種類には骨内インプラント以外に、骨膜下インプラントや歯内骨内インプラント、粘膜内インプラント(ボタンインプラント)なども普及していた。

このようなインプラント材質や形状の移り変わりに伴いインプラントの成功基準も変遷しており、1978年のNIHハーバード会議での基準、1986年のAlbrehtssunらによる基準、1998年にはトロント会議による基準が提唱されている。 

また、インプラント治療の考え方としては、「外科主導型」・「補綴主導型」そして「患者主導型」と移り変わってきている。このようなインプラントの歴史から治療方針の変遷について述べてみたい。

そして、これらの歴史を踏まえ、アナログからデジタルに大きくパラダイムシフトを引き起こしている CT、CAD/CAM、IOS(口腔内スキャナー)がもたらした現在の先端技術と実際、そしてフェイス スキャンの利用など新技術の利用についても示してみたい。

25000人以上のメンバーのいるITI(International Team for Implantology)の重要活動であるSC (Study Club)における、世界初となる歯科技工士によるITISC Dental Technicianにより、世界に誇れる我が国の歯科技工がさらなる飛躍することを大いに期待している。

【略歴】

1986年 日本大学松戸歯学部卒業

1989年 千葉県柏市にて田中歯科医院開業

1995年 MACS研究会設立 現在主宰を務める

2001年 日本大学松戸歯学部 解剖学Ⅱ講座にて学位取得

2008年 日本大学松戸歯学部 臨床教授 現在に至る

2014年 一般社団法人 日本インプラント臨床研究会(CISJ)施設長 現在に至る

【所属学会/役職等】

ITIフェロー・ITI SC関東2前支部長・ITI SC千葉北前ディレクター/公益社団法人 日本口腔インプラント学会 理事・指導医・専門医・代議員/日本歯科審美学会 理事/日本磁気歯科学会 理事/日本アンチエイジング歯科学会 理事/北原学院歯科衛生専門学校 非常勤講師/柏歯科医師会学術委員/柏-東大スタディー協力医


講師:加藤森之先生

演題:「ITI net」の使い方とコンテンツの紹介

【抄録】

ITIはメンバーになると、ITI Study Clubへの参加(オンライン含む)や国内外で開催されるITI主催のイベントへ参加など様々な特典がある。

その特典の一つが、「ITI net」を使用できることである。

「ITI net」は、非常に多く事を学ぶことができるコンテンツを豊富に取り揃えている。

たとえば、単元ごとにまとめられた「ラーニングモジュール」

知識が正しく定着できるかどうか確認できるテスト形式の「アセスメント」

困った症例の相談を世界の仲間達にできる「ケースクラウド」

動画で学べる「アカデミー」

など、枚挙にいとまがない。

しかし、英語で記載されている部分もあり、日本人が大いに活用しているとは言い難い。

今回は、ITI netの使い方、コンテンツの紹介をし、もっと身近に感じてもらえるように内容を解説する。

【略歴】

2009年東京医科歯科大学卒

医療法人社団実相会ももの実歯科 理事長・院長

ITI member/CID club member/CID AMM member/MMIA member/口腔インプラント学会会員

Guest speakers: Jyoji Tanaka, Kato Moriyuki

Event location

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Date & time Feb 27, 2025 18:30 – 20:30
Event format Hybrid event
Language(s) Japanese
Timezone Asia/Tokyo
Venue ストローマン・ジャパン東京セミナールーム
Address 港区芝5-36-7 三田ベルジュビル6F
ZIP 108-0014
City 港区
Country Japan
State/region Tôkyô [Tokyo]
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Event organizer Manami Sato

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