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ITI SC 北海道アカデミー 講師 笹田雄也先生

ITISC北海道アカデミー 

11月26日土曜日 20時~21時30分は

今回は講師が笹田雄也先生です。

「口腔内スキャナーによるインプラント補綴

~最新エビデンスに基づく臨床とIEOSテクニック~

を講演いただきます。

抄録

昨今、今後口腔内スキャナー(以下IOS)が急速な普及とともに歯科医院デジタル化の主役とな

ることが予想される。しかし、IOSを用いた臨床に関するエビデンスはあまり整理されおらず、

『口腔内を直接スキャンすれば、それだけで従来のシリコン印象よりも精確になる』と誤解され

ているようにも感じる。しかし、実際にはより精確なスキャンを行うためには考慮すべきポイン

トがいくつも存在する。そこで今回、『IOS』ならびに特にデジタルとの親和性の高い『インプラ

ント補綴』に焦点を絞り、『最新エビデンスに基づく臨床』を解説してみたいと思う。

さらには筆者が考案した『デジタルだからこそできる新しいテクニック』をご紹介したい。特

に審美部位インプラント修復ではプロビジョナルレストレーションによっ て形成されたサブジン

ジバルカントゥアの形態を技工士に正確に伝達することが極めて重要である。しかし、印象採得

のために プロビジョナルレストレーションを撤去すると、インプラント周囲軟組織はすぐに変形

を起こしてしまうため、一般的にカスタ ム印象コーピングを用いた印象が推奨されている。一

方、 IOSを用いたデジタル印象では、スキャンボディのカスタマイズが不可能であるためインプ

ラント周囲軟組織の変形を防ぐことができず、審美部位インプラント修復には不向きであるとされ

てきた。この IOS の欠点を克 服するため、筆者は IOS を用いてサブジンジバルカントゥアを正

確かつ迅速に印象することを可能にする革新的なスキャン法、 『Intra-and-Extra Oral Scanning

Technique』を考案した。今回はその臨床手順や利点、適応症の考察やエビデンスレベルでの精

度の検証を通して IEOS テクニックの詳細を解説したいと思う。

略歴

2004年 九州大学歯学部卒

2004年 九州大学付属病院義歯補綴科

2008年 船越歯科医院 勤務

2015年 テキサス大学サンアントニオ校歯周病科 留学

2021年 福岡市開業(福岡天神ささだ歯科)

資格

日本歯周病学会認定歯周病専門医

ITI フェロー

元ITIスカラー

Event location

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Date & time Nov 26, 2022 20:00 – 21:30
Event format -
Language(s) Japanese
Timezone Asia/Tokyo
Venue
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ZIP
City
Country Japan
State/region Hokkaidô [Hokkaido]
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